• 印刷する

野党連合での暫定政権を提案 労働党党首、合意なき離脱阻止へ

最大野党・労働党のコービン党首は、野党各党の党首や与党・保守党の一部議員宛ての書簡で、合意なき欧州連合(EU)離脱の阻止に向けた暫定政権を樹立し、EUに離脱延期を要請する案を打ち出した。ジョンソン内閣の不信任案をできるだけ早期に提出し、これが可決されれば自らが暫定政権を率いるとして、協力を呼び掛けている。BBC電子版が15日伝えた。

コービン党首は「厳密に期間を限定した」暫定政権を樹立し、EU離脱を延期した上で議会を解散し、総選挙を実施する方針。選挙戦では、2度目の国民投票の実施を公約として掲げ、EU残留の選択肢も示すとしている。

これに対し、自由民主党のスウィンソン党首は「コービン氏が一時的にせよ下院で多数の支持を得られるとは思えない」として提案を一蹴。一方、緑の党とウェールズ民族党、スコットランド民族党(SNP)は、この案を歓迎している。コービン党首はこのほか、合意なき離脱に反対する主な保守党議員にも書簡を送付した。ただ、現時点でこの案の実行に必要な多数派の支持は得られていないもようだ。

一方、首相広報官は「コービン党首が首相になれば国民投票の結果を覆し、経済を壊滅させる」と批判している。


関連国・地域: 英国EU
関連業種: 政治

その他記事

すべての文頭を開く

外資の英企業買収が74%拡大 米企業が半数占める=規制緩和で(12/24)

英政府、年明けに高速鉄道NPRの詳細発表(12/24)

EUとの貿易協定、輸出企業の不満増大(12/24)

欧州新車登録台数、11月は2.4%増加(12/24)

ユーロスター、出発待ち時間を15分に短縮へ(12/24)

ロンドンの住宅、過半数の区で値下がり(12/24)

三菱地所、ロンドンでオフィス大規模改修(12/24)

アルコール消費、過去最低水準に=IWSR(12/24)

GfK消費者信頼感、12月は改善(12/24)

ウーバーとリフト、英で実証 ロボタクシー商業化に向け=来年(12/23)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン