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AESC、10億ポンド確保 英バッテリー生産能力を6倍に

英国政府は9日、中国の遠景科技集団(エンビジョングループ)傘下の車載バッテリー大手AESC(横浜市)がイングランド北東部サンダーランドで開設予定のギガファクトリー向けに、総額10億ポンドの投資を確保したと発表した。同工場の年産能力は電気自動車(EV)10万台分に上り、英国のバッテリー生産能力を6倍に押し上げる見通しだ。

英国政府は、成長産業への投資基金「ナショナル・ウェルス・ファンド(NWF)」と英国輸出信用保証局(UKEF)を通じて、6億8,000万ポンドの融資保証を提供。残りの3億2,000万ポンドは、民間融資とAESCの新規株式によって賄われる。政府の自動車変革基金(ATF)からも1億5,000万ポンドの補助金を交付するとしている。

サンダーランドには、英国内最大の自動車生産拠点である日産自動車の工場がある。同社は2023年11月、同工場に最大11億2,000万ポンドを投じてスポーツタイプ多目的車(SUV)「キャシュカイ」と「ジューク」のEV版を生産する計画を打ち出している。

AESCは07年に日産とNECの合弁事業として設立。18年にNECが撤退し、エンビジョンの傘下に入った。現在は、日本や中国、米国、フランス、スペインでギガファクトリープロジェクトを展開している。[日本企業の動向][環境ニュース]


関連国・地域: 英国アジア
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済

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