連載コラム・欧州経済の潮流を読む

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第一線のエコノミストらが、欧州経済の現状と今後の展開を多面的に分析・予想します。

筆者紹介

田中理(たなか・おさむ)
1997年3月慶應義塾大学法学部卒。青山学院大学修士(経済学)、バージニア大学修士(経済学・統計学)。1997年4月日本総合研究所入社。調査部にて米国経済・金融市場を担当。その間、日本経済研究センターに出向。2001年7月モルガン・スタンレー・ディーン・ウィッター証券(現:モルガン・スタンレーMUFG証券)入社。株式調査部にて日本経済担当エコノミスト。海外大学院留学を経て、2008年7月クレディ・スイス証券入社。株式調査部にて日本株担当ストラテジスト。2009年11月第一生命経済研究所入社、2024年4月より現職。担当は欧米経済。

 

伊藤(いとう)さゆり
1987年早稲田大学政治経済学部卒。2005年早稲田大学商学研究科修士課程修了。日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)調査部シニアエコノミストを経て、2001年ニッセイ基礎研究所入社。2023年より現職。早稲田大学商学学術院非常勤講師兼務(2015年度~)。日本EU学会理事(2017年度~)。近著に、『EUと新しい国際秩序』(日本評論社、共著)、『沈まぬユーロ:多極時代における20年目の挑戦』(文眞堂、共著)。

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ドラギなきイタリアを覆う不安材料 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第37回(2022/08/12)

イタリアの新型コロナ危機克服と政治危機封じ込めを託されたドラギ首相が、来年半ばの議会任期満了を待たず…

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ECB金融正常化の難路 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第36回(2022/07/15)

欧州中央銀行(ECB)は6月9日の政策理事会で、7月の理事会での0.25ポイントの利上げを事実上予告し、…

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マクロン再選も2期目の政権運営に不安 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第35回(2022/05/13)

2017年の前回選挙と同じ顔ぶれとなったフランス大統領選挙の決選投票は、現職のマクロン大統領が極右政党・…

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ウクライナ侵攻の欧州経済への影響 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第34回(2022/04/01)

世界経済に占めるロシア・ウクライナのシェア(BP、UNCTAD、IMFの資料を基にニッセイ基礎研究所作成)
ロシアのウクライナ侵攻は、第2次世界大戦後に構築された欧州の安全保障体制への挑戦であるとともに、欧州…

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利上げ開始のBOEと開始に傾くECB <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第33回(2022/02/11)

欧州では新型コロナウイルスの感染拡大が続いているものの、ワクチン接種の進展や過去の感染拡大時と比べて…

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マクロン大統領、再選に立ちはだかる壁 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第32回(2021/12/03)

ドイツで新政権の誕生が秒読み段階に入るなか、来年4月のフランス大統領選挙が欧州にとって次の大きな政治…

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インフレ加速で手腕問われるECB <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第31回(2021/11/05)

ユーロ圏19カ国の消費者物価指数(CPI)の10月速報値は、前年同月比4.1%と2008年7月以来の水準まで加速…

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ドイツの連立協議とポストメルケルの行方 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第30回(2021/10/01)

9月26日のドイツ連邦議会選挙では、第1党となった中道左派の連立相手、社会民主党(SPD)と、第2党に…

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完全離脱から8カ月、英EU関係に働き続ける遠心力 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第29回(2021/08/27)

英国の欧州連合(EU)離脱後の移行期間が終わり、「貿易協力協定(TCA)」が発効してから8カ月が経と…

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緩和長期化の方針示されたECBの戦略検証 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第28回(2021/07/30)

ユーロ圏の金融政策を担う欧州中央銀行(ECB)は7月初旬、2003年以来となる戦略検証を終え、結果を公表…

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欧州で動き出す復興基金、格差是正への期待と不安 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第27回(2021/06/04)

復興計画「ネクスト・ジェネレーションEU」の7,500億ユーロ(2018年価格、名目額では8,090億ユーロ)の資…

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ドイツ政界に吹く緑の党旋風 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第26回(2021/04/30)

秋に連邦議会選挙を控えるドイツでは、政権を率いるキリスト教民主同盟(CDU)が、新型コロナウイルスの…

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ワクチン普及の遅れが影落とす経済回復の道 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第25回(2021/03/05)

新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ経済の回復の足掛かりとして、ワクチンへの期待が高まっている。ワ…

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侮れない次期米政権の対EU外交 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第24回(2020/12/04)

NATOの資料を基にニッセイ基礎研究所作成
米国でのバイデン大統領の誕生は、トランプ政権下で第2次世界大戦後最悪と言われるまでに冷え込んだ米国と…

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<連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第23回 コロナ禍で揺らぐ国際通貨の地位(2020/10/02)

(注)GDPはドル換算の名目GDP、国際債と国際貸出はユーロ圏内のクロスボーダーな取引を除く狭義の残高
欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)、世界貿易機関(WTO)、国際決済銀行(BIS)、国際銀行間通信協会(SWIFT)のデータを基に、ニッセイ基礎研究所作成
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)によって起こった「コロナ禍」は人々の生活様式や産業構造…

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年後半の景気回復、楽観視できず <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第22回(2020/08/28)

新型コロナウイルスの感染拡大とその後の封鎖措置の影響により、2020年第2四半期(4~6月)のユーロ圏実…

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コロナ危機対応におけるECBの役割 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第21回(2020/07/03)

欧州は、新型コロナウイルスの感染拡大の第1波にロックダウン(都市封鎖)などの厳しい感染拡大抑制策と、…

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コロナ後の反転攻勢に備える欧州 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第20回(2020/05/01)

約1カ月半の国家封鎖措置を経て、欧州諸国は徐々に社会と経済の再開にかじを切ろうとしている。5月4日に…

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新型肺炎で揺らぐユーロ圏経済 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第19回(2020/03/06)

新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)によって、弱いながらも続いていた欧州の景気拡大は途切れて…

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離脱後も漂う英経済の不透明感 <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第18回(2020/01/31)

2020年1月31日午前0時(中央欧州時間)、英国は欧州連合(EU)から離脱する。2016年6月の国民投票から…

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