英スコットランドのグラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の首脳級会合が1日、開会した。首脳級会合が開かれるのは2015年のパリ以来、6年ぶり。世界の首脳が自国の気候変動への取り組みについて演説に臨んだ。
COP26には、約120の国・地域の首脳が参加する。議長国・英国のジョンソン首相は冒頭で、「いま気候変動に真剣に取り組まなければ手遅れになる」と強調。COP26では、産業革命以前と比べた世界の気温の上昇幅を1.5度以内に近付ける目標を掲げる国際枠組み「パリ協定」の努力目標実現に向けた具体的な規定の採択を目指しており、「COP26を気候変動に歯止めをかける一歩にしなければならない」と訴えた。
この日は、バイデン米大統領やマクロン仏大統領、カナダのトルドー首相らが演説を行った。バイデン大統領は、「グラスゴーを、未来を守るための野心と技術革新の10年間のスタートにしなければならない」と呼び掛けた。[環境ニュース]
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