• 印刷する

日英貿易交渉、大半で実質合意 8月末までの大筋合意目指す

茂木敏充外相は6~7日、訪問先のロンドンでトラス英国際貿易相と会談し、日英間の自由貿易協定(FTA)について集中的に協議した。茂木氏は会談後の記者会見で、「大半の分野で実質合意した」と述べ、8月末までの大筋合意を目指すことで一致したと明らかにした。

茂木氏は協議の結果について、「主要論点について認識の一致に至った」と説明。「投資・サービス、電子商取引、競争政策の分野などでは、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)を超えるハイスタンダードな内容を盛り込むこととし、現在、細部の詰めを行っている」としている。

一方、トラス氏は「前向きな交渉が行われた」とコメント。「協定の主要要素でコンセンサスに達した」とした上で、「その中には、デジタル、データ、金融サービスなどで日・EU間のEPAを大幅に上回る野心的な条項を盛り込むことも含まれる」としている。

両国は6月上旬にFTA交渉を開始。英国のEU離脱後の移行期間が終了する12月31日までに締結することを目指し、スピード協議を行ってきた。交渉の大部分は既に事務レベルでまとまっており、今回の会談では残された争点について、閣僚レベルでの妥結を目指していた。


関連国・地域: 英国アジア
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

英、成長回廊に5億ポンド 欧州のシリコンバレーに=南東部(10/24)

オープンAI、司法省の業務効率改善を支援(10/24)

英化学イネオス、独で追加閉鎖の危機(10/24)

HS2、ウエストコースト本線接続4年延期(10/24)

英当局、米2社のモバイルOSへの監視強化(10/24)

潮力発電、導入すれば電力コスト増の可能性(10/24)

正社員の年収、中央値は3.9万ポンド(10/24)

オランダ・英間の移民数、EU離脱以降減少(10/23)

英経済、19億ポンド損失も JLR被害=5千社に影響(10/23)

英政府、第3滑走路計画に向け政策見直しへ(10/23)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン