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英・EUの離脱交渉大詰め 国境問題でなお意見不一致か

英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉は、17日に開かれるEU首脳会議(サミット)での正式な合意に向け大詰めを迎えている。当初は15日深夜が交渉妥結の期限とされていたが、16日午後8時(英国時間)の時点で協議はまだ続いている。アイルランドと英領北アイルランドの間の国境問題については、双方の意見がなお一致していないもようだ。BBC電子版が伝えた。

英・EU間の交渉内容は明らかにされていないが、EUはアイルランド国境での厳格な国境検査を避けるため、北アイルランドをEUの単一市場と関税同盟に残すよう求めているとされる。ただ、英国がこれを受け入れれば、英本土と北アイルランドの間で通関検査が必要となるため、英与党・保守党に閣外協力する北アイルランドの民主統一党(DUP)は一貫してこれに反対している。ジョンソン首相は15日夜と16日の2度にわたりDUPのフォスター党首と会談し、この問題を協議したものの、DUPは依然としてこの案を支持する姿勢を示していない。

一方、ジョンソン首相は、北アイルランドを巡る取り決めの実施に当たっては、北アイルランドの定期的な承認を必要とする仕組みを提案しているが、これにはEU側が懸念を示しているとされる。

EU高官からは、EUサミットで合意の法的文面の正式な承認を得るのは、時間的に既に困難との声が上がっている。この場合、サミットでは交渉結果を暫定的に認める政治的なゴーサインが出されるにとどまり、法的文面が固まった時点で正式な検討が行われることになる。

ジョンソン首相はかねて、合意の有無にかかわらず10月31日のEU離脱期限にブレグジットを実現させると主張している。ただ、同首相は先に成立した「ベン法」により、10月19日までにEUと合意を取り付け、英議会がこれを承認するか、合意のないまま離脱することを承認しなければ、来年1月31日までの離脱延期をEUに要請するよう義務付けられている。


関連国・地域: 英国EU
関連業種: 政治

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