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EU、週末に英合意巡る判断 仏大統領「原則尊重か見極め」

ジョンソン英首相とマクロン仏大統領は6日、電話会談を行い、英政府が先に欧州連合(EU)に提出した離脱案について協議した。マクロン大統領はこの中で、今週末までに合意が可能かどうかの判断を下す方針を示した。BBC電子版が伝えた。

ジョンソン首相はマクロン大統領に対し、EUはブレグジットが10月31日以降に延期されるという考えに惑わされるべきではないと強調。合意は可能との考えを示した上で、「英国と同じようにEUも譲歩するべき」と訴えた。これに対しマクロン大統領は、「EUの原則を尊重する合意かどうかを週末までに判断できるよう、向こう数日にEUのバルニエ首席交渉官との交渉を迅速に進める必要がある」と話した。

EUと英国の交渉チームは今後も、10月17~18日に開かれるEU首脳会議(サミット)までの合意成立を目指し協議を続ける。ジョンソン首相は、スウェーデン、デンマーク、ポーランドの首脳と電話で会談する一方、バークレイEU離脱担当相はEU加盟各国を歴訪する。

ジョンソン首相は、先に成立した「ベン法」により、10月19日までにEUとの合意を取り付け、英議会がこれを承認するか、合意のないまま離脱することを議会が承認しなければ、来年1月31日までの離脱延期をEUに要請するよう義務付けられている。


関連国・地域: 英国フランスEU
関連業種: 政治

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