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メイ首相、保守党党首を辞任 後任レース本格化=11人出馬表明

メイ首相は7日、与党・保守党の党首を正式に辞任した。同党では10日に党首選挙の候補者が確定し、後任レースが本格化するが、現時点ですでに11人が出馬を表明している。新党首は7月22日に選出される見通しで、メイ氏は後任が決まるまで首相にとどまる。BBC電子版などが伝えた。

同首相は5月、欧州連合(EU)離脱の行き詰まりが打破できない現状を受け、6月7日付で党首を辞任する意向を表明していた。メイ氏は2016年7月、キャメロン前首相の後任として首相に就任。同年6月に実施されたEU離脱の是非を問う国民投票では残留を支持したものの、首相就任後は一貫してブレグジットの実現を目指してきた。しかし、メイ氏のブレグジット方針は党内のEU離脱強硬派に最後まで受け入れられず、EU離脱期限は当初の3月29日から10月31日に延期されることになった。

保守党は10日午後5時(現地時間)に党首選の立候補を締め切る。立候補には8人の議員の支持が必要。その後、13~20日に下院議員による一連の投票で候補者を2人に絞り込み、22日から開始される一般党員の郵便投票で勝者を決める。保守党の一般党員数は約12万4,000人で、56歳以上が過半数を占める。

BBC電子版によると、現時点で党首選出馬を表明している11人のうち最有力視されるのが、離脱強硬派で合意の有無にかかわらず10月31日に離脱するべきとするジョンソン前外相で、42人の議員の支持を集めている。これに、EUとの再交渉に向けた離脱延期はやむなしとするゴーブ環境・食料・農村相(29人)、合意なき離脱は避けるべきとするハント外相(29人)、10月31日に合意の有無にかかわらず離脱するべきで、そのためには議会閉鎖も辞さないとするラーブ前EU離脱相(23人)が続く。


関連国・地域: 英国EU
関連業種: 政治社会・事件

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