5月23日に実施される欧州議会選挙の支持率で、メイ首相率いる与党・保守党が5位に転落した。トップはナイジェル・ファラージ氏が率いる新党「ブレグジット党」だった。インターネット調査会社ユーガブ(YouGov)が13日、タイムズの委託で行った調査の結果を明らかにした。
調査は5月8~9日に国内の成人2,212人を対象に行われた。ブレグジット党の支持率が4月末から4ポイント伸びて34%となった一方で、保守党は10%と3ポイント落ち込んだ。2位は最大野党・労働党(16%)で、5ポイント低下。これに自由民主党(15%)と緑の党(11%)が続く。欧州連合(EU)残留派の新党「チェンジUK」は5%で6位だった。
この結果を受け、保守党内ではメイ首相に対する辞任圧力が強まっている。先の地方選に大敗したことで保守党議員の間で危機感が募っているが、首相は保守党議員委員会(1922年委員会)から求められていた辞任時期の明示を拒否したとされる。
なお、首相は16日に1992年委員会上層部の会合に出席するが、改めて進退を明確に示すよう求められると見られている。
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