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欧州議会選、英で機運高まる EU離脱期限の延長受け

欧州連合(EU)離脱期限が最長で10月末まで延期されたことを受け、英国では5月23~26日に実施される欧州議会選挙への機運がにわかに高まっている。6週間しか残されていない中、メイ首相が依然として短期間の延期を念頭に置く一方、各党は候補者の擁立を急いでいる。BBC電子版が伝えた。

ブリュッセルで先に開かれた臨時のEU首脳会議(サミット)では、延期期間内に離脱協定が英・EU双方で批准された場合には、英国は翌月1日にEUを離脱する。また、5月22日までにこれが批准されない場合、英国は欧州議会選に参加する必要があり、これを怠った場合には合意の有無にかかわらず6月1日にEUを離脱することになる。

英国の各政党は欧州議会選に候補者を擁立する場合、4月25日までに当局に候補者リストを提出する必要がある。欧州議員はイングランドの9地区、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドを選挙区とし、比例代表制によって選ばれる。EU離脱派の多くは議会選の参加可能性が生じていること自体にいら立ち、時間と資金の無駄だと指摘する一方、ボイコットはしないもようだ。今回の選挙は、ブレグジットや英国とEUの将来の関係性における国民投票とも見なされている。

最大野党・労働党からは現職の欧州議会議員20人のうち、16人が再出馬を決めている。与党・保守党は、現職の18議員全員が再出馬とはいかないもようだ。自由民主党や緑の党は、今回の選挙でEU残留に風向きが変わることを期待しているとみられる。なお、欧州議会選の国内実施コストは1億900万ポンドと見積もられている。メイ首相は5月22日までの離脱協定可決を目指し、政府と労働党は4月23日までのイースター休暇中もEU離脱方針を巡る協議を継続する方針だ。

2014年の前回選挙時は、当時のキャメロン首相がEU離脱の是非を巡る国民投票の実施可能性を示唆していたにもかかわらず、英国独立党(UKIP)が英国に割り当てられている73議席のうち過去最高の24議席を獲得。労働党は20議席、保守党は19議席をそれぞれ得ていた。今回はUKIPを離党したファラージュ元党首が新政党「ブレグジット党」を結成し、イングランド南東部で出馬する意向。保守党と労働党を離党した無所属議員の集まり「独立グループ」も、一定数の候補者を擁立する考えを示している。


関連国・地域: 英国EU
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

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