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英国、EUに離脱延期を要請へ 離脱協定巡る3度目の投票も実施

英下院(定数650)は14日、欧州連合(EU)に離脱延期の承認を求める政府動議を賛成412票、反対202票で可決した。これを受け、メイ首相は20日までにEU離脱協定を巡る3度目の採決を行った上で、これが可決されれば離脱期限を従来の3月29日から6月30日に延期するようEUに求める。ただ同協定が再び否決された場合、より長期の延長が必要になると警告。離脱協定への支持をあらためて求めている。

政府動議の文面は「下院が離脱協定と政治宣言を3月20日までに承認した場合、政府はEU離脱法を通過させるために6月30日までの1度に限りEUに延期を要請する」とする一方、これらが20日までに承認されない場合、「EUは延長期間を決定するためにも延期の明確な理由を求め、6月30日以降に延期する場合には英国に5月の欧州議会選挙の実施を求めることになる」との認識を示している。

EUは21日に開く首脳会議(サミット)で、離脱延期に応じるかどうかを協議する見通し。延長期間はEUが決めることになるほか、延期の承認にはEU加盟27カ国すべての同意が必要となる。EU側はかねて、英国が離脱延期を求める場合、正当な理由を示す必要があるとしている。トゥスクEU大統領はこの日朝のツイッターで「英国がブレグジット戦略を見直し合意を形成するのに必要なら、長期の延長を受け入れるようEU加盟27カ国に呼び掛ける」としている。

この日はほかに3件の修正案の採決も行われたが、いずれも否決された。このうち、最大野党・労働党のヒラリー・ベン議員が提出した新たなEU離脱方針の策定権限を政府から下院に移す修正案は、反対314票、賛成312票のわずか2票差で否決され、政府は胸をなでおろす格好となった。ただ政府はこの日、20日までに離脱協定が可決されなければ、ベン議員が求めたように下院に代替案を巡る協議と採決を認める方針を示している。

一方、労働党のコービン党首は、メイ首相の離脱協定および合意なき離脱を否定し、新たな離脱方針の検討を求める修正案を提出したが、反対318票、賛成302票で否決された。先に与党・保守党を離党し無所属議員の集まり「独立グループ」に参加したサラ・ウォラストン議員が提出した2度目の国民投票を求める修正案は、反対334票、賛成85票の大差で否決されている。[EU規制]


関連国・地域: 英国EU
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

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