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メイ首相不信任投票への動きに失速の気配

欧州連合(EU)離脱協定の暫定合意案を不満とし、メイ首相の不信任投票を求める動きがここへきて失速しているもようだ。不信任投票に持ち込むためには、48人の保守党議員が保守党議員委員会(1922年委員会)に同首相の不信任を表明する書簡を送付必要があるが、19日午後5時時点でまだ既定数に達したとの発表は行われていない。BBC電子版が伝えた。

これまでに不信任表明の書簡を送付したことを公表しているのは、EU離脱派の保守党議員のリーダー格であるリースモグ議員ら26人。一方、大衆紙サンは独自の聞き取り調査により、17人の議員が公表せずに書簡を提出したと報じた。ただ、既に書簡を提出したスティーブ・ベイカー前EU離脱閣外相は、19日中に人数がそろわなければ「謀反」は尻すぼみに終わる可能性が高いとの見方を示している。

一方、フィナンシャルタイムズによると、EUのバルニエ首席交渉官はEU加盟各国に対し、英離脱後の移行期間をさらに2年延長し2022年末までとする可能性を示唆しており、これがさらに英国のEU離脱派の不満を煽る可能性もある。[EU規制]


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治

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