• 印刷する

政策金利を0.75%に維持 英中銀、次の利上げはEU離脱後か

英中銀イングランド銀行は12日に開いた金融政策委員会(MPC)で、政策金利を0.75%に据え置くことを決めた。金融資産購入による量的緩和策の規模についても、4,350億ポンドで維持。中銀は8月に政策金利を0.25ポイント引き上げており、今回の据え置きは大方の予想通り。

議事録によると、据え置きは委員9人の全会一致で決定した。市場では次回の利上げは英国が欧州連合(EU)を離脱する2019年3月以降になるとの見方が大半だ。

中銀は8月に公表したインフレ報告書で、今年の国内総生産(GDP)が1.4%拡大するとの従来見通しを据え置き、2019年の成長率については1.8%と前回から0.1ポイント引き上げた。今回は7月までの3カ月のGDPが前の3カ月から0.6%増加し、市場予想を上回ったため、第3四半期(7~9月)の成長率予測を0.5%とし、8月時点の0.4%から上方修正した。

英政府統計局(ONS)によると、7月までの3カ月のサービス業生産は前の3カ月から0.6%増加し、建設業生産も3.3%伸びた。製造業生産は0.1%減少したが、中銀は第3四半期にこれがプラスに転じると見込んでいる。

中銀は一方で、経済の見通しは英国の欧州連合(EU)離脱プロセスに対する一般世帯や企業、金融市場の反応に大きく影響される可能性があると改めて指摘。前回のMPCから、不透明感はさらに高まったとしている。また米中の貿易戦争の激化などが世界経済の下振れリスクを高めると警告する。

なおインフレ率は7月に2.5%と、依然として中銀が目標とする2%をやや上回って推移しているものの、2020年には2%に落ち着くとみている。

英政府は先に、イングランド銀のマーク・カーニー総裁の任期を2020年1月まで延長すると発表。従来の任期は2019年6月末だったが、EU離脱後の経済安定化を見届けるため、留任することでハモンド財務相と同氏が合意した。[労務]


関連国・地域: 英国EUアジア
関連業種: その他製造金融建設・不動産サービスマクロ・統計・その他経済雇用・労務政治

その他記事

すべての文頭を開く

英、市場是正措置を見直し 企業の負担緩和へ=金融など対象(01/20)

労働生産性、急速に回復か=シンクタンク(01/20)

英中銀、大手銀行の監督会合を隔年に緩和(01/20)

IMF、今年のユーロ圏経済見通し引き上げ(01/20)

英政府、生活困窮世帯に現金直接給付へ(01/20)

住宅ローン需要、低下傾向続く=中銀調査(01/20)

住宅希望売却価格、1月は過去最大の上昇幅(01/20)

ウクライナに防衛産業拠点 英企業の進出支援=年内稼働へ(01/19)

クリーンエネ産業、供給網混乱で雇用リスク(01/19)

ユーラス、英の浮体式洋上風力でCfD落札(01/19)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン