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連邦議会、初招集=最年少は23歳の大学生

ドイツ連邦議会(下院)は25日、2月の総選挙後、初めて招集された。議会は運営規則により、在職期間が最長のグレゴール・ギジ議員(左派党)が開会。新議長指名選挙では、キリスト教民主同盟(CDU)のユリア・クレックナー議員(52)が選出された。連邦議会議長は外交儀礼上、大統領に次ぐ役職で、首相や連邦参議院(上院)議長より上位。

新議会はCDUと姉妹政党・キリスト教社会同盟(CSU)連合が第1党に返り咲いた。議長は第1党の議員が就任するのが慣例となっている。新議長のクレックナー氏はメルケル政権で、2018年から21年まで食料・農業相を務めた。

選挙制度改革により、議員数は733人から630人へと大幅に縮小した。議員の平均年齢は47.1歳で、旧議会の47.3歳からほぼ変化はない。最年長議員は極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のアレクサンダー・ガウラント議員で84歳。AfDの議員の平均年齢は50.7歳と、全政党で最も高かった。平均年齢が最も低い党は左派党で、42.2歳。最年少議員は23歳の大学生ルーケ・ホス氏で、左派党に所属している。ホス氏は南東部パッサウ(Passau)の大学で法律を専攻している。

女性比率は旧議会の34.8%から32.4%に低下した。女性議員が最も多いのは緑の党で61.2%に上った。最も少ないのはAfDで11.8%となっている。

■ショルツ首相、新政権発足まで職務継続

シュタインマイヤー大統領は25日夜(現地時間)、基本法(憲法)上の規定により、新議会発足に合わせショルツ首相と閣僚らに解任辞令を手渡す。一方で、新政権が発足するまでは、暫定内閣として職務を継続するよう要請している。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 政治

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