ドイツ連邦統計庁は20日、9月の生産者物価指数(PPI、速報値)が前年同月比14.7%低下したと発表した。8月のマイナス12.6%から落ち込みが加速。ロシアのウクライナ侵攻に伴う2022年のエネルギー価格急騰の反動で、低下幅は1949年の統計開始以降で最大を記録した。
項目別では、非耐久消費財が5.3%上昇。投資財は4.8%伸び、耐久消費財は4.7%値上がりした。半面、エネルギーは35.3%下落。中間財は4.2%下がった。
エネルギーの内訳を見ると、天然ガスは36.9%下落し、石油製品は9%低下した。エネルギーを除くPPIは0.8%上がっている。
PPIは前月比では0.2%低下し、8月のプラス0.3%からマイナスに転じた。
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