• 印刷する

独経済、迅速な回復見込めず 消費や企業投資が低迷=DIW

ドイツ経済研究所(DIW)は5月31日、独自に算出する経済活動指数が5月に大きく悪化したことを明らかにした。高止まりするインフレに加え、利上げの影響で個人消費や企業投資が低迷していることが主因。ドイツ経済の回復には時間がかかるとの見方を示している。

5月の経済活動指数は91ポイント。前月は「活発」と「不活発」の境目となる100ポイントを上回る101.5ポイントで、今回大幅な低下となった。DIWのアナリストは「ドイツの産業界はエネルギー危機を乗り越えてきたが、冬季の経済活動の落ち込みは当初見通しより大きく、これが尾を引いている」と分析している。

ドイツの鉱工業生産は第1四半期(1~3月)は堅調に推移。ただ、その後は新規受注が伸び悩み、多くの企業が事業拡大を見合わせているという。一方、物価高で個人の購買力が低下しており、サービス業では企業景況感に影響が及んでいる。

なお、ドイツの国内総生産(GDP、季節要因・稼働日数調整済みの改定値)は第1四半期に前期比0.3%縮小し、リセッション(景気後退)入りが確定した。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

独ザールルイの車両生産終了 フォード、パーツ製造に転換(11/24)

独経済、第4四半期は緩やかな成長に=連銀(11/24)

CO2を燃料に変換、試験施設が西部で稼働(11/24)

五輪招致問う住民投票、来年4月=NRW州(11/24)

製薬メルク、米社とパーキンソン病薬を開発(11/24)

ユーロウイングス、客室乗務員の賃上げ妥結(11/24)

ユーロ圏総合PMI、11月は低下=速報値(11/24)

「大麻吸って兵役回避を」=左派党首が指南(11/24)

商用車MAN、独で2300人減 ポーランド移転、近く決定か(11/21)

自動車部品インテル・カルス、独市場攻略へ(11/21)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン