• 印刷する

英、新通関検査案を公表 手続き迅速化に10億ポンド拠出へ

英国政府は5日、欧州連合(EU)離脱後の通関検査の新モデル案を公表した。10億ポンド超を投じて輸入品の通関手続きの簡素化と迅速化に取り組み、多くの輸入品目で貨物検査の必要性をなくすとしている。

英国は2021年1月にEU離脱後の移行期間が終了し、EU単一市場から正式に離脱したが、港湾施設で混乱が生じることへの懸念や、コロナ禍およびウクライナ危機の影響を理由に、EUからの輸入品に対する本格的な通関検査はまだ導入していない。

政府は今回、「ターゲット・オペレーティング・モデル」と呼ばれる新制度案を公表。EU域内を含む全ての国からの輸入品を対象に、多くの品目で貨物検査を不要にするとしている。また、必要な貨物検査は港湾施設に到着する前に実施し、国境での遅延を避ける。

書類検査については単一の窓口を設け、輸出入業者が1カ所で1度だけ書類を提出すれば済むようにする。この窓口は27年までに本格的な稼働を開始するとしている。

政府は新モデルについて6週間にわたり意見公募を実施し、年内に最終案を公表する。


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英政府、AI導入加速 年始からの契約、すでに昨年超え(08/29)

水道テムズ、当局が罰金支払い計画を承認(08/29)

超高速ブロバン普及、規制が足かせに=BT(08/29)

日本車の対欧輸出、7月はホンダ除き不振(08/29)

中国からの小包、免税制度で急増=EC普及(08/29)

乗用車生産台数、7月は5.6%増加(08/29)

CBI小売売上高、8月は落ち込み減速(08/29)

英独仏、対イラン制裁復活の手続き開始(08/29)

英国、今夏の平均気温が過去最高に=気象庁(08/29)

光熱費、10月に2%引き上げ 輸送費増加や政府支援の拡大で(08/28)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン