政府統計局(ONS)は9日、1月の製造業生産指数(2008年=100、季節調整済み)が95.8ポイントとなり、前月比0.1%上昇したと発表した。7カ月ぶりに上昇に転じた昨年12月に続きプラスを確保したものの、市場予想は下回った。
1月は全13の産業分野のうち、6分野が前月を上回った。全体を牽引したのは医薬品で6%のプラス。コンピューター・電子・光学製品と基礎金属・金属製品もそれぞれ5.1%、2.6%上昇した。逆に、食品・飲料・たばこは2.5%のマイナス。輸送機器と化学製品も落ち込んでいる。
資源やエネルギーを含む鉱工業生産指数は90.2ポイントで、前月から0.4%下落。採鉱・採石が3%落ち込んだことが大きい。また、電気・ガス・蒸気・空調供給業も1.2%低下している。
1年前と比べると、製造業生産は0.3%拡大。逆に鉱工業生産は3.8%減と、2009年11月以降で最大の落ち込みを示した。
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