ドイツで19日、過去24時間の新型コロナウイルスの新規感染者数が11万2,323人となり、パンデミック(世界的大流行)が始まって以降で初めて10万人を突破した。ラウターバッハ保健相は感染者数はまだピークに達していないとしており、今春にはワクチン接種を義務化する必要があるとの見解を示した。
国立ロベルト・コッホ研究所によると、19日時点での過去7日間の人口10万人当たりの感染者数は584.4人となった。半面、過去24時間の死者数は239人で、前週同日の384人から減少している。入院患者数は人口10万人当たり3.34人となり、1週間前の3.13人からやや増加した。
ラウターバッハ保健相は、民放RTLテレビのインタビューで、「感染率は2月中旬にピークに達し、その後、減少に向かうだろう」と説明。ただ、報告されていない感染者数は確認されている数の2倍程度に上ると見積もっている。
また、来年の秋までに新たな変異株が発生する場合に備え、「4月か5月までにワクチン接種を義務化すべき」と述べた。
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