ドイツで11日、新型コロナウイルスの新規感染者数が5万196人となり、初めて5万人を突破した。同国では10月中旬以降、感染第4波が広がっており、この日までに4日連続で過去最多を更新。首都ベルリンでは、ワクチン未接種者に対する規制を強化するなど、感染拡大の抑え込みが図られている。
過去7日間の人口10万人当たりの感染者数は、10日時点で249人と、前週の232人から増加。一部の病院では感染者対応のため、緊急ではない手術の実施を見送るなどしている。
感染拡大が深刻なベルリンでは15日から、飲食店やジム、理美容室などの利用に際し、ワクチン接種完了証明書を提示することを義務付ける。未接種者の利用を制限し、ウイルス流行を抑制する狙い。また、企業には在宅勤務を奨励し、オフィス勤務する従業員の数を通常の半分に制限するよう求めている。
ドイツではワクチン接種完了者が人口の67%余りと、低水準にとどまっていることが感染再拡大の原因と指摘されている。
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