中銀のドイツ連邦銀行は25日発表した月報で、第4四半期(10~12月)の経済成長率が大幅に減速するとの見方を示した。供給のボトルネックが続くほか、サービス需要の減退も予想されるため。これを受け、今年の成長率は6月に示した予想の3.7%を「著しく」下回る可能性が高いとしている。
連銀は「当四半期は成長が大幅に減速する」と予想。「サービス分野は力強い勢いを失う可能性が高い」とし、「製造業は引き続き納入遅延問題に悩まされる」とみている。
ただ、問題は供給サイドにとどまり、工業受注は健全な水準で推移していると指摘。この結果、需要と生産の間に「極めて大きな」格差が生じているとしている。
連銀は、こうした供給問題に加えてエネルギー価格が上昇し、VAT(付加価値税)の一時的減税が終了したこともあり、消費者物価が引き続き押し上げられると予想。「インフレ率は当面は加速が続き、来年に徐々に減速する」との見方をあらためて示している。
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