ドイツの洋上風力発電産業では、向こう10年間で1万8,000人程度の雇用が新たに創出される見通しだ。業界団体のWABが2日、明らかにした。
大手会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)とWABが共同で行った調査によると、洋上風力発電業界の労働者数は2021年までに3万3,000人に達する見通し。中規模事業者による雇用は、現在の1万3,000人から2倍以上の2万8,000人に増えるという。風力タービンの設計、製造、設置、保守管理など関連事業の年間売上高は、2010年の59億ユーロから2020年には224億ユーロに拡大するとみている。
ただこうした予測は洋上風力発電全体の発電能力が2021年までに87億キロワットに拡大するとの想定に基づく。現状ではまだ20万キロワットに過ぎない。[環境ニュース]
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