英パブ運営大手のJDウェザースプーンは1月31日~2月29日、英国の欧州連合(EU)離脱を記念し、一部飲料を値下げするキャンペーンを実施する。離脱後も欧州諸国との友好関係を維持することを求めて「レッツ・ステイ・フレンズ」と銘打ち、対象商品から約60ペンスずつ割り引く。
キャンペーンは、同社が英国で展開する全870店舗で実施。ドイツの「ベックス(Beck's)」やイタリアの「ペローニ(Peroni)」など欧州各国を代表する飲料のほか、イングランドの「ラドルス(Ruddles)」やスコットランドの「ベル(Bell's)」など英国産の一部も対象とする。
熱心なEU離脱派として知られる創業者のティム・マーティン会長は「多くの顧客はブレグジットを祝いたがっている」とする一方、「欧州の近隣国との友好関係を保ちたい」とコメント。EU域外からの輸入品への関税が消費者の負担になっている点を指摘し、今後のEUとの対等な貿易関係の必要性を呼び掛けた。
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