市場調査会社GfKは26日、ドイツの7月の消費者信頼感指数が9.8ポイント(予測値)となったと発表した。前月から0.3ポイント低下。市場予想を下回り、2カ月連続で悪化した。
GfKは毎月、消費者約2,000人を対象にアンケートを実施。主に「収入の見込み」と「購買意欲」の二つの指数から信頼感指数を算出する。他に「景気見通し」についても尋ねている。
6月の詳報を見ると、「収入の見込み」は45.5ポイントと、大きく12.2ポイント悪化。半面、「購買意欲」は3.2ポイント上がり53.7ポイントだった。「景気見通し」は2.4ポイントと、0.7ポイント改善している。
GfKは、内需は依然としてドイツ経済の重要な柱であり、これを保つためには米国との貿易摩擦を巡る雇用の先行き不透明感が一刻も早く解消されるべきと分析。これが実現しなれば、消費者信頼感はさらなる緊張状態に陥るとし、今年の個人消費が1.5%増加するとのGfKの予想を修正する必要もあると説明している。
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