• 印刷する

仏GDP、0.7%増に上方修正 第4四半期は伸びが加速

仏国立統計経済研究所(INSEE)は26日、2017年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP、確定値)が前期比0.7%拡大したと発表した。改定値から0.1ポイント上方修正され、伸びは第3四半期の0.5%から加速した。通年の成長率は2%と、改定値から変化がなかった。

第4四半期は家計最終消費支出が0.2%、政府最終消費支出が0.3%増加。伸びは共に0.3ポイント減速した。投資を示す総固定資本形成は1.1%増と0.2ポイント加速している。この結果、内需はGDPを0.5ポイント押し上げた。

輸出は2.5%増と前期の1%増から大きく拡大。輸入は0.3%増加し、輸出から輸入を差し引いた純輸出はGDPを0.7ポイント押し上げた。

2017年通年のGDP成長率は、1年前の1.1%から伸びが約2倍に加速した。うち輸出が3.3%増えたほか、輸入も4.1%増と大きく伸びた。家計最終消費支出は1.3%、総固定資本形成は3.8%それぞれ拡大した。

■財政赤字、対GDP比2.6%に

INSEEは併せて、2017年の財政赤字が対国内総生産(GDP)比で2.6%となったと発表した。前年から0.8ポイント縮小し、政府予想の2.9%を下回った。欧州連合(EU)が上限と定める3%以内に収まったのは、2007年以降で初めて。

欧州委員会は昨年11月、財政支援プログラム下にあるギリシャを除いたユーロ圏加盟18カ国の秋季経済見通しを分析した結果、フランスは赤字の是正が遅れていることから、基準未達成になる可能性があると指摘していた。[EU規制]


関連国・地域: フランスEUギリシャ
関連業種: 小売り・卸売りマクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

エアバスのA320、納入機数が史上最多に(10/09)

貿易収支、8月は赤字縮小(10/09)

フランス、今年のワイン生産見通し引き下げ(10/09)

仏政局、格付け会社の警告相次ぐ(10/08)

欧州最大規模の衛星製造拠点、ローマに開設(10/08)

マクニカ、日本で仏製自動運転バスを販売(10/08)

ルコルニュ内閣が総辞職=前日に組閣も(10/07)

電力エネルギア、仏投資アルディアンが買収(10/07)

ルノー、サポート部門で3千人削減を検討(10/07)

仏航空管制官、7~9日のスト中止に(10/07)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン