連邦議会選挙まで1週間を切ったドイツで、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟・社会同盟(CDU・CSU)が支持率をわずかに下げながらも、引き続き首位を維持している。連立相手の社会民主党(SPD)も減速したが、ユーロ圏解体と反難民を訴える「ドイツのための選択肢(AfD)」は単独3位に浮上している。市場調査機関TNSエムニド(Emnid)が行った最新の世論調査を元に、ドイチェ・ウェレなどが17日伝えた。
調査は9月7~13日に、1,888人を対象に実施された。CDU・CSUの支持率は36%で、1週間前の前回調査から1ポイント低下し、1カ月前からは3ポイント下落した。SPDは22%と、1週間前から2ポイント下げた。SPDの支持率はシュルツ党首の就任後に上昇を続け、2月には過去10年で初めてCDU・CSUを上回ったものの、4月の調査で再びCDU・CSUに逆転されている。
AfDは前回から2ポイント上昇し、11%。左翼党が10%でこれに続き、前政権で連立与党の一角を占めていた自由民主党(FDP)は9%、緑の党は8%だった。
なお、ドイツ第2テレビ(ZDF)が調査会社Forschungsgruppe Wahlenに委託した最新の調査では、CDU・CSUの支持率は36%でSPDを13ポイント上回った。FDPとAfDは共に10%。左翼党と緑の党はそれぞれ9%、8%だった。
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