ブレグジット決定を受け、英国からアイルランドのパスポートを申請する人が急増している。外務省によると9月の英国(北アイルランド除く)からの申請件数は7,518件と、1年前から2倍超に拡大した。
パスポート申請件数は、欧州連合(EU)離脱の機運が高まり始めた今年初めから徐々に増加。投票が行われた5月までに1,901件と、前年同期比25%増えた。一方、ブレグジット決定後の第3四半期(7~9月)では約69%増加し、1万8,500件余りに達している。また、北アイルランドからの申請も増加傾向にある。
アイルランド国籍は両親のどちらかがアイルランド生まれのアイルランド人であれば自動的に付与されるほか、祖父母がアイルランド国籍保持者の場合、自身の出生が政府に登録されていれば国籍が取得できる。同様に、父母の出生が自身の誕生より前に政府に登録されていれば、曽祖父母やさらにその前の世代までさかのぼって自身がアイルランド系であることを証明し、国籍を取ることが可能だ。
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