• 印刷する

英、CCSに2860万ポンド 300万トン削減=雇用創出も

英国のリーブス財務相は7日、イングランド中部・北部で行う二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)プロジェクトに、成長産業への投資基金「ナショナル・ウェルス・ファンド(NWF)」が2,860万ポンドを投資すると発表した。同プロジェクトで300人の新規雇用を創出するほか、1,200人の臨時雇用を生み出すと見込んでいる。

イングランド中部ピークディストリクト周辺地域にあるセメント・石灰工場から排出されるCO2を回収し、アイリッシュ海に貯留するためのパイプラインを開発する。稼働すれば、年間300万トン以上のCO2排出を防ぐことができるという。政府はこのプロジェクトにより、セメント・石灰事業に従事する2,000人以上の雇用が「支えられる」としている。

リーブス氏は「NWFは成長の原動力」と強調。「セメントと石灰産業を近代化し、重要な炭素回収インフラを提供することで労働者がより賃金を得られるようにする」と述べている。

英政府は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げる。昨年には、CCSプロジェクトに25年間で最大217億ポンドを拠出すると発表している。[環境ニュース]


関連国・地域: 英国
関連業種: その他製造マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

外資の英企業買収が74%拡大 米企業が半数占める=規制緩和で(12/24)

英政府、年明けに高速鉄道NPRの詳細発表(12/24)

EUとの貿易協定、輸出企業の不満増大(12/24)

欧州新車登録台数、11月は2.4%増加(12/24)

ユーロスター、出発待ち時間を15分に短縮へ(12/24)

ロンドンの住宅、過半数の区で値下がり(12/24)

三菱地所、ロンドンでオフィス大規模改修(12/24)

アルコール消費、過去最低水準に=IWSR(12/24)

GfK消費者信頼感、12月は改善(12/24)

ウーバーとリフト、英で実証 ロボタクシー商業化に向け=来年(12/23)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン