• 印刷する

独経済、今年はゼロ成長=連銀見通し

中銀のドイツ連邦銀行は6日、今年の国内総生産(GDP)成長率がゼロ%になるとの見通しを示した。昨年12月には0.2%拡大すると予想していたが、下方修正した。米国のトランプ政権による関税政策やユーロ高を受けた輸出減などが成長を阻むとしている。

連銀のヨアヒム・ナーゲル総裁は「米国の新たな関税と将来の米国政策をめぐる不確実性が経済成長の足かせとなっている」と指摘。その上で「長きにわたる低迷期を経て安定を取り戻し始めたドイツ産業界に打撃を与えている」と述べた。

連銀はGDP成長率について、来年は0.7%、2027年は1.2%と予想。ユーロ高が輸出企業の競争力を弱めている一方、独政府が計画している防衛やインフラに向けた大規模な財政出動により、26年以降に大幅な需要増と経済成長が促される可能性が高いとした。

インフレ率は今年は2.2%に落ち着く見通し。26年は1.5%に減速するが、27年は1.9%になると予想している。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

メルツ氏、支持率36%に上昇 移民厳格化と訪米成功を評価か(06/10)

独経済、今年はゼロ成長=連銀見通し(06/10)

格安スーパーのリドル、コンテナ船5隻発注(06/10)

ハリボー「生産工程に問題なし」=大麻混入(06/10)

鉱工業生産、4月は1.4%減少(06/10)

機械受注高、4月は6%減少(06/10)

実質賃金、第1四半期は1.2%上昇(06/10)

独最大の再生エネ蓄電施設 北部で稼働、17万世帯の2時間分(06/09)

メルツ首相、トランプ氏との会談に「満足」(06/09)

車サブスクのフィン、BYD車を5千台調達(06/09)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン