英国政府は15日、学校や介護施設などの公共施設のエネルギー効率改善に6億3,000万ポンドを拠出すると発表した。公共部門の脱炭素化計画の一環で、ヒートポンプや太陽光パネルの設置、断熱工事、二重ガラスへの交換などの費用を補助する。
このうち3,000万ポンドは、イングランド北西部リバプール市によるスポーツ施設や図書館、高齢者施設へのヒートポンプ導入に投じる。イングランド北東部ノーサンブリア国民医療制度(NHS)ファウンデーション・トラストには、2拠点の暖房システム交換に向け1,400万ポンドを補助。ヨーク大学には、暖房への地熱利用に対して3,500万ポンドを交付する。
政府はこれらの措置により、今後12年に年平均6億5,000万ポンドの光熱費を節約できるとみている。
政府は「公共部門脱炭素化スキーム」計画の第4期として、2025/26~27/28年度に計9億4,000万ポンドを拠出する予定。[環境ニュース]
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