• 印刷する

英政府、ファンド規制緩和へ=投資促進

英国政府は7日、中小規模の資産運用会社に対する規制緩和に向け、金融行為監督機構(FCA)との協議を開始すると発表した。規制対象となる運用規模を大幅に引き上げ、投資や資金調達への障壁を取り除くことで、経済成長を促進する考え。

協議の対象となるのは、ヘッジファンドやプライベートエクイティー(PE)企業など「オルタナティブ投資ファンド・マネジャー(AIFM)」に関する規制。現状では、対象となる運用資産額を1億ポンドに設定しているが、50億ポンド以上まで引き上げる方針だ。

この規制緩和により、適用対象となる企業は699社から64社となり、純資産総額の割合も現在の99%から74%に減少する見込み。政府は、時間や資金、リソースなど数百万ポンド相当の支出削減を実現し、企業の拡大や成長、雇用の創出にもつながるとしている。

FCAは、6月9日まで意見を募集し、2026年上半期(1~6月)中に規則の詳細を協議する予定だ。


関連国・地域: 英国
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

英米貿易協定、不透明感拡大 トランプ関税に違法判決=米司法(05/30)

英、年金改革案発表=メガファンド設立構想(05/30)

国防省、サイバー分野に10億ポンド投資(05/30)

乗用車生産台数、4月は8.6%減少(05/30)

日本車の対欧輸出、4月はまだら模様(05/30)

英国最大のバイオエタノール施設が閉鎖危機(05/30)

渋滞税20%引き上げ提案 ロンドン交通局、26年から適用へ(05/29)

当局、水道テムズに1.2億ポンドの罰金命令(05/29)

スコットランド2空港、職員がスト決行も(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン