• 印刷する

祝日1日減で86億ユーロ成長=IW推計

ドイツのケルン経済研究所(IW)は、祝日を1日減らし勤務日を増やすことで、国内総生産(GDP)が最大86億ユーロ拡大するとの推計を発表した。2024年のGDPの約0.2%に当たる額で、IWの研究者は「労働時間を増やすことについて議論する必要がある」と提言している。

研究者は「われわれは巨大な人口問題に直面している」と強調。労働市場に参入する若い世代よりも退職する労働者が増加している現状では「仕事を減らすのではなく、増やす」必要があると述べた。ただ、ドイツの祝日は各州が定めているため、全国一律で祝日を削減することは困難だとの見方も示している。

祝日の削減には、雇用主団体などから支持の声が上がっている。これに対し、年間の祝日が少なくとも12日と、全国で最も多いバイエルン州のゼーダー州首相(キリスト教社会同盟=CSU)は「祝日は絶対に廃止しない」と一蹴。「祝日はバイエルン州の文化的アイデンティティーの一部だ」と強調している。[労務]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

排出量の削減加速へ新目標 BMW、再生エネ利用を推進(12/04)

米EVテスラ、独工場で4%の賃上げ(12/04)

自動車業界の景況感、11月は悪化=Ifo(12/04)

世界経済、26年は2.9%拡大=OECD(12/04)

独でリチウム採掘、豪バルカンが資金確保(12/04)

ワッカー・ノイソン、韓国社と株式売却交渉(12/04)

機械受注高、10月は4%増加(12/04)

独連邦警察、ドローン防衛隊が発足(12/04)

ホルシム、英独仏のリサイクル建材社を買収(12/03)

ティッセン、労組と最終合意 鉄鋼生産能力を縮小、1.1万人減(12/03)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン