日英両政府は7日、東京都内で外務・経済閣僚による「経済版2プラス2」を初めて開催し、自由で公正な貿易ルールに基づいた経済秩序の維持など基本的価値観の共有を改めて確認した。トランプ米政権がウクライナへの軍事支援を停止している中、両国は支援継続でも一致した。
英国からはラミー外相とレイノルズ・ビジネス貿易相、日本からは岩屋毅外相と武藤容治経済産業相がそれぞれ出席した。
両政府は、米政権が進める追加関税を背景に、戦略物資のサプライチェーン(供給網)拡充で合意。経済安全保障やエネルギー安全保障、グローバルサウスとの協力などで連携を強めることを確認し、経済的威圧や不正な補助金に対する懸念も共有した。
ウクライナに侵攻するロシアに対する経済制裁を続ける決意も表明。中国などによるロシア政府や同国の軍事複合体への支援が戦争の継続を可能にしているとして、懸念も示した。
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