英政府統計局(ONS)は13日、2024年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP、速報値)が前期比0.1%拡大したと発表した。英経済の原動力であるサービス業や建設業が好調で、予想外のプラス成長となった。
産業別に見ると、サービス業は0.2%増加。前期のゼロ%から上向いた。うちビジネスサービス・金融は0.2%拡大。一方、流通・ホテル・レストランは0.1%縮小した。自動車販売を含む運輸・倉庫・通信は前期から変化がなかった。
鉱工業は0.8%減り、前期のマイナス0.3%から落ち込みが加速した。うち採鉱・採石は2.5%減少。製造業と電気・ガス・蒸気・空調供給は共に0.7%縮小した。半面、水道・下水・廃棄物処理は1.2%拡大している。
農林水産業は0.6%、建設業は0.5%それぞれ増えた。
GDPは前年同期比では1.4%拡大。第3四半期の1%から伸びが加速した。通年では前年比0.9%拡大している。
中銀イングランド銀行は先に、25年第1四半期のGDPは0.5%拡大するとの見通しを示し、前回予想のゼロ%から上方修正した。
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