• 印刷する

下院決算委、CO2回収事業の精査勧告

英下院の決算委員会は7日、公的支援の対象となっている二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)プロジェクト2件について、財務省に精査するよう勧告した。技術が確立されておらず、支援額に見合った成果が得られるかが不透明であることに加え、プロジェクトが成功した場合に政府と国民に利益が還元される規定がないことを問題視している。

政府は昨年10月、イングランド北部マージーサイド(Merseyside)と北東部ティーサイド(Teesside)で計画されているCCSプロジェクトに、向こう25年間で最大217億ポンドを拠出することを決めた。炭素回収能力は両プロジェクト合わせて年間850万トンで、財源は電力への新たな課税などを計画している。

決算委は今回、これら2件のプロジェクトへの公的支援はエネルギー価格の上昇につながり、消費者や産業への負担が大きいと説明。また、技術自体が新しく、想定されているだけの成果が出るか疑問が残るとしている。さらに、CCS施設を稼働させるために必要となる液化天然ガス(LNG)の生産時にCO2が排出されるため、低炭素化の効果が当初の想定を下回ることが科学的に証明されている点も指摘した。

報道によると、英国ではスコットランドやエネルギー集約型産業の集積地であるイングランド北東部ハンバーでもCCSプロジェクトが計画されているが、こうしたプロジェクトは支援対象に入っていないことに対しても批判が出ている。[環境ニュース]


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

ボクシングデー、客足4%増 過去10年で最大の伸び=夜に急増(01/02)

国防費拡大、8千億ポンドの確保必要か(01/02)

高速鉄道HS2、33年開業を正式に断念(01/02)

英当局、ドローン操縦者向け規制を強化(01/02)

英クリスマスイブ、航空旅客数が過去最多(01/02)

ロイズ銀、中小企業向けファクタリング終了(01/02)

石油BP、潤滑油子会社を売却=60億ドル(2025/12/30)

製薬サノフィ、米ダイナバックスを買収(2025/12/30)

テラペトロリアム、エジプトで石油ガス探査(2025/12/30)

韓国・暁星重工業、英で変圧器の供給契約(2025/12/30)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン