• 印刷する

英、対EU関係「リセット」 防衛・経済で協力=5月首脳会議

英国のシモンズ憲法・EU関係担当相は4日、ベルギーのブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)・英国フォーラムに出席し、対EU関係の「リセット」をあらためて呼びかけた。5月19日に英国で開かれるEUとの首脳会議(サミット)で、安全保障や貿易で何らかの合意を取り付けたい考えを示している。

シモンズ氏は、英国はEUとの防衛協力でより大きな役割を果たせるとした上で、経済についてもさらに踏み込む用意があると強調。また、英国とEUの間には貿易と投資に関する障壁が残されているが「世界が激しく変化する中で英国とEUは多くの共通の利益と課題を抱えている」として、障壁を取り除くことが双方の利益につながると述べた。

英国は5月の首脳会議で貿易協力協定(TCA)の見直しに向けた正式な交渉に着手する計画だが、双方には依然として隔たりもある。英国は家畜や食品の検疫を軽減するため、EUとの基準調整を求めているが、EU側は英国がEUの農業規則に従う必要があると主張。一方、EUは18~30歳の若年層の居住・就労を3年間互いに認める新制度を提案しているが、英国はこれが単一市場への回帰につながるとして拒否している。


関連国・地域: 英国EU
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

住宅設計基準を緩和も ロンドン市長と英政府が協議(10/20)

キルギス、英社と水利向け資材の工場建設(10/20)

スミス、電子部品部門を米モレックスに売却(10/20)

スコティッシュ・パワー、小売事業売却も(10/20)

フェラーリ、英国向けの納車削減=CEO(10/20)

住宅ローン需要、第4四半期は横ばい=中銀(10/20)

建設業生産、8月は0.3%減少(10/20)

貿易収支、8月は赤字拡大(10/20)

英国の財政リスクと秋季予算の焦点、財源確保の増税は? <連載コラム・欧州経済の潮流を読む> 第74回(10/17)

アーディアン、新ファンドで200億ドル調達(10/17)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン