ドイツ政府は1日、ビザ(査証)のオンライン申請を本格的に導入した。28のビザカテゴリーが対象。手続きを効率化することで、熟練労働者不足の打開につなげたい考えだ。
これまで3カ所のビザ申請窓口で試験運用を進めてきたが、世界の全167の窓口がポータルサイトに接続され、正式に運用を開始した。ドイツへの留学や研修、就労を希望する人と、その家族が利用できる。外務省は、郵送にかかる日数や、申請窓口の予約日時までの待機期間が削減されると説明している。
ドイツは少なくとも年40万人の熟練労働者が不足している。ベーアボック外相は「ビジネス拠点としてのドイツを強化する、真の行政革命だ」と語り、国際的な人材獲得競争に打ち勝つと力を込めた。[労務]
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。