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ドラックス、SAF事業参画 米パスウェイ・エナジーが主導

英国の発電大手ドラックス・グループは12日、カーボンネガティブ燃料の開発・生産を手がける米パスウェイ・エナジー(Pathway Energy)が実施する持続可能な航空燃料(SAF)製造プロジェクトに参画すると発表した。年間100万トン超の持続可能なバイオマスペレットを供給する。同施設は2026年初頭に着工し、29年に商業生産を開始する予定。

パスウェイ・エナジーは、米テキサス州のメキシコ湾沿いに位置するポート・アーサーに20億ドルを投じ、SAFプラントを建設する。ドラックスは同プロジェクトの戦略的パートナーになることも視野に入れており、最大1,000万ドルを融資する可能性がある。

ドラックスによると、施設の完全稼働後は年間3,000万ガロン(約114万リットル)のSAFを生産できる見込み。これは、長距離便(10時間超)5,000便の運航に必要な燃料に相当するという。

同社はこれに加え、パスウェイ・エナジーが計画する2件のプロジェクトでバイオマスペレットを供給する可能性もあるとしている。契約がまとまった場合、年間の供給量は30年代までに計200万トンに達する。両社はまた、二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CSS)付きバイオマス発電(BECCS)技術の開発でも提携を検討している。[環境ニュース]


関連国・地域: 英国米国
関連業種: 化学運輸天然資源電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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