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英首相、習近平氏と会談 中国との関係修復へ=6年ぶり

英国のスターマー首相は18日、ブラジルのリオデジャネイロで開催中の20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で、中国の習近平国家主席と会談し、「強固な英中関係が重要だ」と述べた。両国首脳の直接会談は、2018年以来初めて。英政府は、中国政府が香港で民主活動家を弾圧したことなどから悪化した関係の修復を目指すとみられる。BBC電子版などが伝えた。

スターマー氏は会談の冒頭、「われわれは両国の関係を、一貫性があり、永続的で敬意に満ちたものにしたい。できる限りサプライズは避けたい」とあいさつ。「英国は予測可能で一貫性があり、法の支配にコミットする主権国家だ」と述べた。今後、北京かロンドンで2国間会談を実施することも提案した。

英国にとって中国は6番目の貿易相手国で、全体の5%程度を占める。政府は対中貿易強化により、経済回復を目指す思惑がある。スターマー氏は声明で、「世界の主要経済国との緊密な協力は、英国への投資を確保し、成長促進のために必要な雇用の創出に不可欠だ」と述べた。

最後に習氏と直接会談した英首相は、テリーザ・メイ氏だった。両国関係は「黄金時代を迎えた」ともいわれたが、香港での民主活動家弾圧や新疆ウイグル自治区での人権問題により、関係は悪化。スナク前首相は中国について「わが国の経済安全保障に対する最大の国家ベースの脅威」と語っていた。


関連国・地域: 英国アジア
関連業種: 政治

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