• 印刷する

経済諮問委、経済見通しを下方修正

ドイツ経済諮問委員会(GCEE)は13日、今年の国内総生産(GDP)が前年比0.1%縮小するとの見通しを示した。5月時点の前回予想では0.2%増を見込んでいたが、製造業の不振を背景に下方修正した。来年には0.4%のプラスに転じるとみているが、こちらも前回から0.5ポイント引き下げている。

GCEEは、ドイツのGDPは過去5年間に実質0.1%しか拡大しておらず、成長率で他の先進諸国に後れを取っていると指摘。不振の理由は景気サイクルだけでなく、構造的な問題にもあると分析する。具体的には、エネルギー価格の高止まりや、消費の不振と貯蓄率の高止まり、製造業の競争力低下、余剰生産能力の拡大や労働生産性の低下の問題に触れた。

今年のインフレ率は2.2%と、前回予想から0.2ポイント引き下げた。来年は2.1%と、さらなる減速を見込んでいる。

今回の経済見通しの下降リスクとしては、製造業の一段の不振や、先行き不透明感の強まりによる投資・消費意欲の減退を挙げた。一方、家計消費が回復し、貯蓄率が低下すれば、成長率が予想を上回る可能性もあるとしている。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: その他製造マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

中国からの輸入、10%増加 独貿易業界、米関税の影響指摘(07/14)

デンマーク、初の蓄電池電車が運行開始(07/14)

アウディ、ハンガリーで新型Q3の生産開始(07/14)

自動車VW、中国・南京の合弁工場を閉鎖(07/14)

BMW販売台数、第2四半期は0.4%増加(07/14)

独政府、ウニクレディトに買収断念を要求(07/14)

シュワルツ、AIファクトリー開発主導狙う(07/14)

企業倒産、6月は2.4%増加=連邦統計庁(07/14)

独アウトバーンが渋滞=ポーランドの検問で(07/14)

ID.Buzzの対米輸出を停止 VW、関税とリコールで(07/11)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン