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英、イノベーション当局新設 新技術の導入加速=AIや無人機

英政府は8日、新技術の承認の迅速化に向けてイノベーション規制局(RIO)を立ち上げると発表した。医療分野での人工知能(AI)の活用やドローン(小型無人機)による配達など新技術の導入を後押しすることで、経済成長や国民の生活の質を向上させることを目指す。

新当局は科学・イノベーション・技術省の下部機関で、新興技術に関する諮問委員会である規制ホライズン評議会(RHC)とこの分野の政府基金の機能を引き継ぐ。他の省庁や規制機関と連携し、技術革新における規制上の障壁を取り除き、必要に応じて既存の規則の更新などにも取り組む。

RIOは当初、エンジニアリングバイオロジー、宇宙、医療のAI・デジタル化、コネクテッド・自律制御技術の4分野に注力する方針。これらの分野で技術革新が進むことで、英経済に数百億ポンドのプラス効果が期待できるとしている。

政府は新技術を巡る規制の枠組みの策定も進めていく方針で、科学・イノベーション・技術省はこの日、RHCがまとめた量子技術の応用を巡る勧告を基に規制環境を整備すると明らかにした。

<用語解説>

エンジニアリングバイオロジー

生物学に工学的なアプローチを応用し、微生物や植物の性質や機能を特定の目的に合わせて制御・設計する技術。合成生物学(シンセティックバイオロジー)とも。


関連国・地域: 英国
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済

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