太陽光発電インバーターで世界最大手の独SMAソーラー・テクノロジーは、大規模なコスト削減計画を発表した。最大1億5,000万~2億ユーロを削減する目標を掲げ、あわせて事業全体にわたる再編計画も明らかにした。
SMAはコスト削減と同時に、組織体制の調整や市場での立ち位置の最適化などを重点的に行うとしている。ユルゲン・ライナート最高経営責任者(CEO)は、同再編計画によって「財務を短期的に安定させると共に、中長期的な事業戦略を見直す」ことが目的だと表明。人員削減が行われる可能性もあるとみられ、具体的な人数などについては、今後数週間で慎重に議論するとしている。
SMAが8月に発表した上半期(1~6月)の純利益は4,410万ユーロで、前年同期比57.4%減少した。同社は主な要因として、供給減や設置業者の在庫過剰をあげている。[労務][環境ニュース]
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。