• 印刷する

英、ベンチャー支援継続 35年まで=経済再建図る

英政府は4日、国内ベンチャー企業への投資支援スキーム2件を、10年間延長すると発表した。さまざまな分野の新興企業や起業家を支援し、経済再建を図る狙い。両スキームが導入されて以来、約30年間で410億ポンド超の資金が投入されている。

延長された2件のスキームは、「エンタープライズ・インベストメント・スキーム(EIS)」と「ベンチャーキャピタル・トラスト(VCT)」。どちらもスタートアップ企業に対する投資促進を目的にした税制優遇制度で、今回新たに2035年4月5日までの延長が決まった。

EISは1994年、VCTは翌95年に導入された。両制度とも、投資額の最大30%が所得税から控除される仕組みで、投資利益に対するキャピタルゲイン税が免除される。

EISの投資上限は100万ポンド。知識集約型企業への投資はさらに100万ドルの追加が可能で、従業員数が250人以下などの条件がある。VCTでは非課税の対象となる投資額の上限が年間20万ポンドで、配当税が控除されるなどの特徴がある。

財務省は、両制度は導入以来、大きな成功を収めていると強調。機関投資家の業界団体BVCAも、政府の決定を歓迎している。


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英米首脳、科学技術協定に署名 相互投資2800億ポンドに(09/19)

英中銀、金利4%に維持=量的引き締め緩和(09/19)

JLR、英国内の供給網で雇用維持に懸念(09/19)

英海軍の補給艦、1隻はスペインで建造へ(09/19)

オクトパス、システム部門をスピンオフへ(09/19)

英自動車免許、4件に1件がオートマ受験(09/19)

英AIインフラに大型投資 米テック大手、総額310億ポンド(09/18)

製薬GSK、米国に300億ドル投資(09/18)

FLOWRAと英機関、浮体式風力で提携(09/18)

ウェッジウッド、90日間生産停止へ=需要減(09/18)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン