• 印刷する

新政権、投資促進へ基金設立 200億ポンドの民間投資誘致

英国の労働党新政権は9日、成長産業への投資促進策の中核として「ナショナル・ウェルス・ファンド(NWF)」を新設する方針を打ち出した。5年間で総額73億ポンドの公共資金を投じることにより、約200億ポンドの民間投資を誘致できると見込む。詳細は年内に公表する予定だが、既存の英国インフラ銀行(UKIB)を通じてただちに資金を拠出し、投資誘発への即効性を狙う。

NWFの新設は、経済成長を主眼とする労働党のマニフェストの柱の一つだった。今後NWFの下で、UKIBと、中小企業への融資を支援する国営のブリティッシュ・ビジネス・バンク(BBB)を連携させる方針だ。政府は、NWFを恒久的な機関として法制化することも計画している。

リーブス財務相は「英国は企業に扉を開いている」と強調。「変革への取り組みはすでに始まった」と語った。

同氏がNWFの新設に向け設置したタスクフォースには、英中銀イングランド銀行のカーニー前総裁のほか、保険大手アビバおよびリーガル・アンド・ゼネラル(L&G)、金融大手ナットウエスト・グループ(旧ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ)のトップらも参加している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

欧州首脳、トランプ氏銃撃で政治暴力を非難(07/16)

新政権の施政方針、内容発表 35法案盛り込み=AI関連など(07/16)

バーバリー、CEO交代=第1四半期は減収(07/16)

ポスト・オフィスCEO、冤罪事件巡り離任(07/16)

住宅の希望売却価格、7月は0.4%低下(07/16)

アフリカでマラリアワクチン開始=英開発(07/16)

香港CK、ロンドンなどへ重複上場検討(07/16)

印エッサール、英で水素燃料発電所を建設(07/16)

イングランドとウェールズ、人口が大幅増加(07/16)

ユニリーバ、3千人整理へ 欧州全域の事務職が対象(07/15)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン