• 印刷する

新政権、投資促進へ基金設立 200億ポンドの民間投資誘致

英国の労働党新政権は9日、成長産業への投資促進策の中核として「ナショナル・ウェルス・ファンド(NWF)」を新設する方針を打ち出した。5年間で総額73億ポンドの公共資金を投じることにより、約200億ポンドの民間投資を誘致できると見込む。詳細は年内に公表する予定だが、既存の英国インフラ銀行(UKIB)を通じてただちに資金を拠出し、投資誘発への即効性を狙う。

NWFの新設は、経済成長を主眼とする労働党のマニフェストの柱の一つだった。今後NWFの下で、UKIBと、中小企業への融資を支援する国営のブリティッシュ・ビジネス・バンク(BBB)を連携させる方針だ。政府は、NWFを恒久的な機関として法制化することも計画している。

リーブス財務相は「英国は企業に扉を開いている」と強調。「変革への取り組みはすでに始まった」と語った。

同氏がNWFの新設に向け設置したタスクフォースには、英中銀イングランド銀行のカーニー前総裁のほか、保険大手アビバおよびリーガル・アンド・ゼネラル(L&G)、金融大手ナットウエスト・グループ(旧ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ)のトップらも参加している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

石油BP、潤滑油子会社を売却=60億ドル(12/30)

製薬サノフィ、米ダイナバックスを買収(12/30)

テラペトロリアム、エジプトで石油ガス探査(12/30)

韓国・暁星重工業、英で変圧器の供給契約(12/30)

【10大・7位】英サイバー攻撃、JLRやM&Sに打撃(12/30)

【10大・8位】英労働党政権、移民政策を厳格化(12/30)

【10大・番外編】英ヒースロー空港、停電で閉鎖=30万人弱影響(12/30)

外資の英企業買収が74%拡大 米企業が半数占める=規制緩和で(12/24)

英政府、年明けに高速鉄道NPRの詳細発表(12/24)

EUとの貿易協定、輸出企業の不満増大(12/24)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン