• 印刷する

インフレ、再加速の可能性 賃金上昇が予想上回る=連銀月報

中銀のドイツ連邦銀行は22日に発表した月報で、5月に国内のインフレ率が再び加速に転じ、今後数カ月はやや高い水準で推移するとの見通しを示した。賃金の上昇ペースが予想を上回り、サービス業の物価上昇圧力が強まっているためとしている。

労働協約で決まった賃金は手当や付加給付などを含めると、第1四半期(1~3月)に前年同期比6.2%上昇し、昨年第4四半期の3.6%から伸びが加速。一時金を除いても3%増と、前期を上回っている。このため連銀は、「基本的にディスインフレのプロセスには依然としてリスクがある」と述べ、サービス業に対する強い価格上昇圧力が長引くとみている。

ドイツの国内総生産(GDP)は第1四半期に前期比0.2%増えたが、連銀は第2四半期について、「再びわずかに拡大する可能性が高い」と指摘。個人消費とサービス業のさらなる回復が見込まれ、景気拡大が徐々にスピードを上げていくとの見方を示した。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

連立政権への不満、過去最高 前倒し総選挙「賛成」5割=調査(06/14)

スペインの風力発電、30年目標達成に暗雲(06/14)

独ショット、ハンガリーに注射器工場(06/14)

ピストリウス国防相、徴兵制復活計画を発表(06/14)

「エルブタワー」、建設継続に3者が名乗り(06/14)

自動車部品ボッシュ、一部事業の上場検討(06/14)

シーメンス・エナジー、風力で中国社に対抗(06/14)

VWやいすゞ、南アの貨物鉄道再開を協議(06/14)

光学機器カールツァイス、台湾新拠点開設へ(06/14)

シルトロニック、シンガポールで工場開所式(06/14)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン