• 印刷する

スナク氏、総選挙に向け演説 今後数年は「危険かつ転換的」

英国のスナク首相は13日、今年予定される総選挙に向け、与党・保守党の公約概要を明らかにした。「今後数年は英国にとって最も危険かつ転換的な時期となる」とし、国家安全保障を最重視するとともに、技術革新のチャンスを生かす方針を示している。

スナク氏は、英国はロシアや中国など専制主義国の影響拡大や、世界各地での紛争、難民問題やサイバー攻撃といった危険に直面する一方、人工知能(AI)をはじめとする技術の進歩も産業革命を上回るスピードで進んでいると指摘。「向こう数年にわれわれの生活はほぼすべての面で変わる」と予想し、英国の長期的な成功は、こうした変化にどう対応するかにかかっているとの考えを示した。

同氏はその上で、保守党は国防費を2030年までに国内総生産(GDP)の2.5%に引き上げる方針を打ち出すなど、変化に対応する「大胆なアイデア」があるとアピール。最大野党・労働党には「なんの計画もない」と繰り返し批判し、労働党政権は英国の安全性を損なうと訴えた。

これに対し、労働党のスターマー党首は、安全保障は同党の「最優先課題」と反論。有権者は次の総選挙で「労働党か、現政権による混乱と分断の継続かの二者択一を迫られる」と指摘した。各種世論調査では、労働党の支持率が保守党を20ポイント前後上回っている。


関連国・地域: 英国
関連業種: 政治

その他記事

すべての文頭を開く

英仏首脳が訪米へ トランプ氏とウクライナ情勢協議(02/21)

消費者の半数、経済先行きを悲観=調査(02/21)

水道テムズ、米投資KKRが過半数株取得も(02/21)

ロイズ銀、20%減益=引当金7億ポンド計上(02/21)

投融資先の低炭素化、欧州3行がトップ(02/21)

BAEシステムズ、通期は14%増益(02/21)

生産者物価、1月は0.3%上昇(02/21)

インフレ率、1月は3% 10カ月ぶり高水準=利下げ影響も(02/20)

金融HSBC、通期は6.5%増益(02/20)

野村不動産、ロンドンでオフィスビル竣工(02/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン