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スナク氏、総選挙に向け演説 今後数年は「危険かつ転換的」

英国のスナク首相は13日、今年予定される総選挙に向け、与党・保守党の公約概要を明らかにした。「今後数年は英国にとって最も危険かつ転換的な時期となる」とし、国家安全保障を最重視するとともに、技術革新のチャンスを生かす方針を示している。

スナク氏は、英国はロシアや中国など専制主義国の影響拡大や、世界各地での紛争、難民問題やサイバー攻撃といった危険に直面する一方、人工知能(AI)をはじめとする技術の進歩も産業革命を上回るスピードで進んでいると指摘。「向こう数年にわれわれの生活はほぼすべての面で変わる」と予想し、英国の長期的な成功は、こうした変化にどう対応するかにかかっているとの考えを示した。

同氏はその上で、保守党は国防費を2030年までに国内総生産(GDP)の2.5%に引き上げる方針を打ち出すなど、変化に対応する「大胆なアイデア」があるとアピール。最大野党・労働党には「なんの計画もない」と繰り返し批判し、労働党政権は英国の安全性を損なうと訴えた。

これに対し、労働党のスターマー党首は、安全保障は同党の「最優先課題」と反論。有権者は次の総選挙で「労働党か、現政権による混乱と分断の継続かの二者択一を迫られる」と指摘した。各種世論調査では、労働党の支持率が保守党を20ポイント前後上回っている。


関連国・地域: 英国
関連業種: 政治

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