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英経済、リセッション脱却 GDP0.6%増=サービス業改善

英政府統計局(ONS)は10日、第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP、速報値)が前期比0.6%増加したと発表した。2023年第4四半期の0.3%減からプラスに転じ、リセッション(景気後退)を脱却した。

産業別に見ると、英経済の原動力であるサービス業はマイナス0.1%から0.7%増に改善。うち運輸・倉庫・通信は1.4%伸びた。ビジネスサービス・金融は0.6%、流通・ホテル・レストランは0.5%それぞれ増えている。

鉱工業は0.8%拡大し、前期のマイナス1.1%から持ち直した。うち製造業は1.4%増え、電気・ガス・蒸気・空調供給は0.4%拡大した。半面、水道・下水・廃棄物処理は2.4%、採鉱・採石は2.2%それぞれ減少した。

建設業は0.9%縮小。農林水産業は0.5%落ち込んでいる。

GDPは前年同期比では0.2%拡大。23年第4四半期の0.2%減からプラスを回復した。

中銀イングランド銀行は先に、第2四半期のGDPが0.2%拡大するとの見通しを示している。前回予想の0.1%増から上方修正した。


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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