連邦統計庁は12日、8月の消費者物価指数(CPI、改定値)が前年同月比2.1%上昇したと発表した。エネルギーと食品価格の高騰を背景に7月の1.7%から伸びが加速。速報値からも0.1ポイント上方修正された。
主な押し上げ要因となったのは運輸関連と食品で、それぞれ3.9%、3.1%上昇。中でも家庭用燃料は13.5%、自動車燃料は9.4%値上がりしている。なお、エネルギーを除いたインフレ率は1.4%だった。
CPIは前月比では0.4%上昇。家庭用燃料と自動車燃料が共に4.3%上昇した一方、パッケージ旅行は夏期休暇の影響で大きく伸びた7月は反動で下落している。また、食品は果物と野菜が値下がりしたことで0.3%下がった。
欧州連合(EU)基準で見ると、8月のCPIは年率で2.2%上昇。欧州中央銀行(ECB)が目標とする2%を上回っている。前月比では0.4%上昇している。
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