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補欠選、労働党が勝利=スナク政権に痛手

英国で15日、イングランドの2選挙区で下院(定数650)の補欠選挙が行われ、いずれも最大野党・労働党の候補が勝利した。選挙が行われたイングランド中部ノーザンプトンシャー州ウェリングボロー(Wellingborough)と南西部サウスグロスターシャー州キングスウッド(Kingswood)では、これまで与党・保守党が強い地盤を維持していた。今年後半に予定される総選挙での勝利に向け、労働党が着実に地歩を固めている。BBC電子版などが伝えた。

ウェリングボロー選挙区では、労働党候補が1万3,844票超を獲得し、保守党候補の7,408票を大きく上回った。保守党から労働党にくら替えした有権者は28.5%と、第2次世界大戦以降の補欠選では2番目に多かった。キングスウッド選挙区では、労働党候補が1万1,176票で勝利。保守党候補は8,675票だった。保守党から労働党に乗り換えた有権者は16.4%に上った。

労働党のスターマー党首は結果を受け、「この国は変化を切望している」とコメント。「有権者は労働党が変わったことに気づいている。労働党は2019年の総選挙の時と違い、国民が抱える問題に対し解決策を提示できることが見えている」と強調した。

今回はどちらの選挙区でも、リフォームUK(旧ブレグジット党)の候補が3位につけた。同党はウェリングボローでは3,919票を獲得し、中道左派の自由民主党(1,422票)を大きく引き離した。キングスウッドでは2,578票を確保し、環境政党・緑の党(1,450票)を抑えた。


関連国・地域: 英国
関連業種: 政治

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