ドイツ連邦議会(下院)の予算委員会は18日、2024年度予算案を承認した。新たな借り入れを制限する「債務ブレーキ」を順守する内容で、2月上旬までに議会で可決される見通し。
今年度の支出額は4,768億1,000万ユーロ。23年度から3.4%増加した。借入額は390億3,000万ユーロで、憲法に相当する基本法で定められた枠内に収まる。
税収は、政府案より22億7,000万ユーロ多い3,776億1,000万ユーロと見込む。特に航空税引き上げによる効果が大きい。前年度からの繰越金など、その他の歳入は601億7,000万ユーロで、政府案を63億8,000万ユーロ上回った。
今年度予算は2023年末までに成立する予定だった。ところが、過去の予算を連邦憲法裁判所が無効とする判断を下したことで今年度予算も影響を受け、成立が遅れている。
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